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全米制覇!! X-ファイル現象に気をつけろ

テレビ朝日系列で「X-ファイル」がテレビ放映される前に放送された特別番組のひとつです。
黒服の謎の男が視聴者に「深入りは禁物だ」と終始警告し、新しく放送される番組を見て欲しいんだか見てほしくないんだか、よく分からない内容となっております・・・。
全編をWeb上に再現してみましたので、お楽しみください。

黒服の男1黒服の男「テレビをご覧の諸君。今日は私が知る、アメリカの国家機密をお教えしよう。私が誰かは詮索しないでくれ。そんなことよりも、もっと大切なことがある」


X-ファイル タイトルそう、ある1つのドラマが今、アメリカ中を震撼させている。
その名は「X-ファイル」。
UFO、超常現象、未知の生物。
FBIでも解決できない、現代科学を超越した謎の事件。
この恐怖がまもなく日本を襲う。


黒服の男2黒服の男「X-ファイルにはなぜか危険がついて回る。だから諸君に十分な警戒をしてもらうのが私の役目だ」


全米制覇!!X-ファイル現象に気をつけろ全米制覇!!
X-ファイル現象に気をつけろ


黒服の男3黒服の男「FBIに眠るという謎の事件簿「X-ファイル」。その存在を君たちは信じるかね? もし信じるのであれば、諸君はいずれ恐怖と混乱に見舞われることだろう」


X-ファイルを信じるかのアンケート「X-ファイル」の存在を信じますか?
アメリカ人1「もちろんさ。信じる」
アメリカ人2「信じるわ。きっとあるよ」
アメリカ人3「信じるよ」
アメリカ人4「あるに決まってるよ!」


FBI本部(ナレーション)
とまあ、多くの人々が信じる「X-ファイル」の存在。
ここFBIにホントにそんなファイルが存在するのか?


X-ファイルのシーンの紹介人が燃えちゃったり、見たこともない寄生虫がいたり、顔が変形しちゃったり。
これはもう常識では考えられない世界。


X-ファイルに関する雑誌しかし、本国アメリカではこの「X-ファイル」が大ブーム。
こりゃまんざらじゃない。


ゴールデン・アップル映画やコミック、テレビのグッズを扱い、数々の流行を作り出してきたこちらのアンテナショップで、その人気の秘密を聞いてみた。


ビル・リーボウィッツ氏ビル・リーボウィッツ「【X-ファイル】は、もともと大衆受けを狙って作られたものではないんですよ。予想外の人気ですね。時代に敏感な人が【X-ファイル】に目をつけて、そこから徐々に大衆的な人気に繋がっていったんでしょうね」


X-ファイル雑誌など現実を匂わせるストーリー、さらにマニアをもうならせるクオリティの高さで人気を獲得したってわけ。
こりゃますます興味が湧くよね。


黒服の男4黒服の男「どうやらアメリカ人は【X-ファイル】中毒に犯されているようだ。特にこの2人のせいでね」


斬新んなこと言ったって今更アトには引けない。
「X-ファイル」の魅力は、次々に起こるその恐怖のほかに、事件を捜査する2人の捜査官の全く正反対のキャラクター設定にある。
 
それではこの2人、フォックス・モルダーとダナ・スカリーの魅力を徹底分析してみよう。


好奇心のかたまりフォックス・モルダー捜査官は、自分が興味を抱いたことにはまるで蛇のように食らいついて調べ上げる熱血捜査官。
誰も手をつけない謎の事件ばっかり捜査するもんだから、ついたあだ名が「変人」。


バリバリの現実派そのモルダーの補佐として、X-ファイルに配属されてくるのが、スカリー捜査官。
こちらは科学では解明できないことは一切認めない、超優等生タイプの現実派。
 
はっきり言ってこの2人、意見が合うはずがない!


ウィーク・ポイント正義の使者みたいな2人だけど、そこは人間。弱いところもある。


炎恐怖症モルダー捜査官のウィークポイントはズバリ「火」!
実は彼の炎恐怖症には暗い過去がある。


恋愛下手なんとも美しいスカリー捜査官。
でも彼女の弱点はなんと「恋愛」。
せっかくのデートの最中でも、仕事に呼ばれると・・・


モルスカの会話モルダー「ジャマした?」
スカリー「いいのよ」
 
よくないって!


心の傷そして、それぞれの心の傷。


モルダーの心の傷モルダーは幼い頃、妹が目の前で宇宙人らしきものに連れ去られた。
これが彼をX-ファイルに強く引きつけている。


スカリーの心の傷一方、スカリーは突然、最愛の父を亡くす。
そして父親の幽霊を見る。
 
2人にはそれぞれのキャラクターを裏付けるこんな心の傷があるのだ。


嫉妬、信頼もっとドラマを楽しむために、2人の関係を深読みしちゃいましょう。
この2人、もしかしたらもしかしますよ~!
 
こんな意味深なシーンもちょくちょく登場。
正反対の2人だけど、だからこそ惹かれるっていうこともあるしね。
さて、この2人の関係、いったどうなるの。


モルダーとスカリーX-ファイルの過激な事件や恐怖に対して、決して過剰な演技はせず、そのクールさが評判となった2人。
この2人をどう見るかが「X-ファイル」の大きなポイントです。


黒服の男5黒服の男「この向こう見ずな2人は説明不可能な事件に手を出し、深みにはまっていく。ひとつ諸君に忠告しておこう。深入りは禁物だ」


常識を超えた怪事件その最大の問題、説明不可能な事件が「X-ファイル」のメインテーマ。
ここには驚くべき、常識を超えた怪事件の数々が登場する。


怪事件の事例UFOやポルターガイスト、ゴーストなど、超常現象が次々と起こる。
しかし、驚くのはまだ早い。
このストーリーの元になっているのは、まさしく実際にあった事件なのだ。


ジャージーデビル例えばこれ。
ニュージャージーに潜む伝説の怪物ジャージーデビル。
実際に260年も前からこの地で語り継がれており、それ以後も目撃報告が後を絶たない。
赤ん坊が突然変異し、このような姿になったと言われている。
また、北米では原人として有名なビッグフットという未確認生物が目撃されている。


氷漬けの野人さらに、アメリカで旅を続けていた芸人が氷漬けの野人を発見し、一般に公開していたという事実もある。
 
んー、まさにアンビリーバボー。


本棚まだまだ「X-ファイル」には想像を絶する事件がある。
それが超常現象。
ここは1つ専門家に伺おう。


秋山氏秋山「そうですね。やっぱりね、あの、人間っていうのはね、いちばん恐れるテーマってのはわからないものなんです。でも、そこにいちばん興味を覚えるんですね。最近ある団体がやった統計でも73パーセントが信じてる、そういう現象があるということ。ただ、その信じる内容が今変わってきてるんです。それはですね、私は例えばニュージャージーデビルだけは信じるとかね、UFOは信じるけど超能力はダメとか。で、今回の【X-ファイル】っていうのはですね、そのどの分野に興味のある人でも、それぞれどっかの回で楽しめる」


X-ファイル 序章科学では解明できない恐怖の世界。
X-ファイルの捜査を続けるモルダーとスカリーの前には、常に得体の知れない現象が起こり、恐怖が襲いかかる。
あなたはこの世界のどこを楽しむか。


黒服の男6黒服の男「この2人を監視するために、我々はディープ・スロートという男を派遣した。彼の口癖は【誰も信じるな】。諸君にも言おう。誰も信じるな」


ディープ・スロートそう、この人物も見逃しちゃいけない。
突然モルダー捜査官の前に現れる謎の男、ディープ・スロート。
モルダーの重要な情報提供者として、シリーズに度々登場する。
ある時は警告を与え、ある時は事件の真相に近づくための貴重なヒントを与える。
しかし、その正体は謎。
唯一分かっているのは、政府絡みのストーリーには必ず登場すること。


様々な謎さらに、X-ファイルの捜査を妨害する謎の敵が2人の前に立ちはだかる。
事件が解明に近づくと、決まってこんなことが。


未知の二重恐怖「X-ファイル」は怪事件の恐怖と得体の知れない陰謀の恐怖、2つの脅威に満ちたドラマなのだ。
そしてあなたは間もなくこの恐怖の虜となる


X-ファイル 放送迫るTHE X-FILES、放送迫る!


黒服の男7黒服の男「【X-ファイル】が真実かもしれないだって?」
黒服の男8黒服の男「だが、諸君だけはアメリカ人の二の舞いになってほしくない」
黒服の男9黒服の男「最後の忠告だ。誰も信じるな。幸運を祈る」

やはり黒服の男の行動が謎すぎる・・・。
深入りするな、アメリカ人の二の舞になるな、誰も信じるな・・・・(素直に「見てね」って言いなよ・・・)

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