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X-FILES FAN SPECIAL　～新たなる陰謀が今明かされる～

映画版「X-ファイルザ・ムービー」公開時に、テレビ朝日で放送された特別番組です。
レギュラー放送時に番組の最後にあったコーナー「X-FILES FAN」の特別版という形で、これまでの紹介や映画版のメイキングで構成されています。
当時、日本ではシーズン3の放送を終了し、不定期で大型エピソードのみ特別版として放送されていましたが、映画版の公開に合わせて「MAX」の放送を控えており、その番宣も兼ねた内容になっています。

いよいよこの冬公開されるX-ファイル・ザ・ムービー。
新たなる謎と陰謀が、またもモルダーとスカリーを襲う。
人類滅亡の危機、迫りくる恐怖。果たして地球に未来はあるのか。
想像を絶する驚愕の真実が今、白日のもとに。

X-ファイル初の映画ザ・ムービーの公開に先駆けて、いち早くその魅力に迫る今夜のプログラム。

クリス・カーター「テレビを飛び出し、劇場ならではの圧倒的な映像を撮りたかった。一大スペクタクルに仕上げたかったんだ」

ジリアン・アンダーソン「長年、お付き合いしてくれたファンにとってはもちろんのこと、【X-ファイル】は初めてという人でも、未体験ゾーンに引きずり込まれるわ」

ロブ・ボーマン「これは【X-ファイル】最大の事件で、不測の事態が次々に起きる」

デイビッド・ドゥカブニー「人類の起源から未来に至る壮大な映画だよ」

世界中を巻き込んだ「X-ファイル」の魅力とは何なのか。
ついに、驚きの真実が明らかになる。

X-FILES FAN SPECIAL
～新たなる陰謀が今明かされる～

X-ファイルにまつわるレアな情報をお届けする「X-FILES FAN SPECIAL」。
こんばんは、衛藤利恵です。
さて、いよいよX-ファイル初のムービーが公開されますが、新たなる謎と陰謀が続々登場します。
これは絶対、見逃せませんよ。
いち早く映画を観た関係者の話によると、この映画をきっかけに、もしかするとこのところちょっぴりなりを潜めていたX-ファイルブームが再来するかもしれません。

1993年、新感覚のテレビシリーズとしてアメリカでスタートした「X-ファイル」。
アメリカ連邦捜査局FBIに眠る、不可思議な未解決事件を集めた極秘資料「X-ファイル」。
謎多きストーリーに、放送直後から世界中で空前の大ブームを巻き起こした。

今年6月、本国アメリカではテレビとインターネットを使った世界規模のイベントを開催。まさにワールドワイドな熱狂ぶり。

ロサンゼルスで行われたワールドプレミアでは、おなじみの出演者が顔を揃え、初めての試写会が行われた。

そしてこの長い行列は、X-ファイル・ザ・ムービーのサントラ発売に駆けつけたファン。

発売を記念して行われたサイン会は、深夜にもかかわらず大盛況。

クリス「お気に入りのバンドを【X-ファイル】に巻き込めるなんて、夢のようだ。聴きごたえ満点のアルバムだよ。しっとりしている点が意外といえば意外かな」

スティング＆アスワド、ビョークなど、個性的なビッグアーティストたちが今回X-ファイル・ザ・ムービーを盛り立てている。
参加アーティストはいずれも自他ともに認めるX-ファイルフリークというだけあって、謎と陰謀に彩られたX-ファイルの怪しいムードを神秘的に演出。
製作者クリス・カーターからの熱烈なラブコールで集まったこだわりのラインナップだ。

本国アメリカではX-ファイルに関連した本やグッズが数多く販売されている。
ファンイベントを行えば必ずや大盛況。
テレビドラマとしては異例とも言えるこうした現象は、今や世界的規模で広まっているのだ。

とにかく「X-ファイル」関連グッズが飛ぶように売れたり、ドラマのテーマにもなっている超自然現象に関する注目度がアップしたりと、「X-ファイル」が社会に与えた影響、かなり大きかったようです。
いったい「X-ファイル」のどこが人々の心をここまで引きつけるのでしょうか。
「X-ファイル」未経験者の方も一目で分かる、「X-ファイル」の魅力をまとめてみました。
これであなたも今日から「X-ファイル」に接近遭遇です。

X-ファイルの魅力徹底分析

人気の秘密を探るべく、X-ファイルを語る上で欠くことのできない大きな魅力を、番組独自に選び出してみた。

まずは超常現象に絡んだベストエピソード。

～心霊現象～

「新鮮な死体」
ブードゥー教を操り、死体を生き返らせる。
恨み、呪い。人間の持つ恐ろしい信念が、見えざる力を向上させていく。
実在する儀式を絡めた不気味なストーリー展開は、まさにX-ファイルならではのリアルな恐怖だ。

～未知の生物～

「宿主」
人間が撒き散らした放射能によって突然変異した恐怖の生物。
未確認生物もののエピソードは、「X-ファイル」シリーズでも特に支持が高い。
このクリーチャーの場合も、フィギュアが飛ぶように売れた大人気のキャラクターとなった。

～UFO＆エイリアン～

X-ファイルの最大の魅力といえば、なんといってもUFO。
そして、エイリアンの謎。
主人公フォックス・モルダーの最愛の妹も、実はエイリアンに誘拐されていたといういきさつも複雑に絡み、まさに「X-ファイル」でも最大のテーマとも言えるジャンルだ。

登場するエイリアンの種類も多種多様だが、中にはこんなユニークなエイリアンも登場。

そして最も強力にして、最も悪意に満ちた時、それは意外にも政府にあった。

～DNA管理による国民支配～

ペーパークリップでは、DNA管理による国民支配が描かれている。
スカリー「あたしのファイルがあると思ってるの？」
モルダー「ダナ・キャサリン・スカリー・・・」
スカリー「うそ・・・ごく最近のサンプルだわ。これは一体どういうことなの？」

～生態実験～

三角フラスコでは、なんと政府がエイリアンから採取した地球外ウイルスを使って恐怖の人体実験を行っていた。
まさに恐るべき極秘機密が明らかとなったのだ。

～UFO・エイリアン隠蔽工作～

そして2人は、なおも門外不出の機密へと迫っていく。
アナサジでは、地震によって地中から現れた謎の物体。
それはこれまで国家がひた隠しにしてきた最高機密。
そう、大量のエイリアンの死体だったのである。

核心に迫れば迫るほど、命の危険にさらされるモルダーとスカリー。
数々の危険の中でも、絶対絶命のピンチがこれだ。

～急激な老化～

「歪み」では、あらゆるものを瞬時に老化させる。
時空の歪みにはまってしまった2人。

～異星人によるスカリー誘拐～

3話続きの大作「昇天」では、ついにスカリーがエイリアンに誘拐されてしまう。
無抵抗のまま謎の人体実験をされたスカリー。
もはや絶対絶命の大ピンチに、なすすべは無い。
エイリアンの目的は？
スカリーは救出されるのか？

～モルダー爆破？～

エイリアンの死体発見という動かぬ証拠を手にしたことで、モルダーに魔の手が忍び寄る。
危険をも顧みず謎の解明に突き進むモルダー。
時に核心に近づきすぎるあまり、その命を狙われることも少なくない。

「X-ファイル」フリークともなれば気になるのが2人の微妙な関係。
心に渦巻くのは友情か、はたまた愛情か。

～ジェラシー～

変人の異名を持つ片物モルダーにも意外や意外。こんなセクシーシーンが。

このイラつきぶりはジェラシーなのか。
それとも・・・。
（補足：「星」でのスカリーの喫煙シーンです）

～ボディ・ガード～

一方、恋愛ベタのスカリーにもこんなシーンが。
性交渉によって性別を変えられるという特殊能力を持つ犯人。
その魔の手が、スカリーに迫りくる。
ドアをぶち破っての救出劇の根底に、愛はあるのか。

～KISS～

互いを思う気持ちは分かっていながら、超えそうで超えられない一線。
いわば男女の関係以上の絆で結ばれていると言ってもいい2人の微妙な関係が今後どう発展するのか、気になるところだ。

男と女が恋に落ちる時、恋をしたからドキドキするんではなくて、実はドキドキしているシチュエーションの時に、目の前にいる異性に恋をしてしまうような錯覚を抱くという研究結果が出ているそうです。
そう考えると、スカリーとモルダーの2人、この2人の毎日は時々ハラハラの連続なので、2人のいたわりや連帯感が、いつしか恋に変わっていくのは全然不自然ではないですよね。

ロブ・ボーマン「一度だけ本当にキスしちゃったんだ。その記念すべきネガは、20世紀FOXの倉庫に大切に保管されているよ」

間もなく公開の映画「X-ファイル・ザ・ムービー」では、なんとこんなシーンが。
モルダーとスカリー、ファン待望のキスシーンは果たしてあるのか。
この続きは劇場でご覧ください！

主人公2人を陰で支える脇役たちもまた、重要なエッセンスだ。

～謎の助言者～

シーズン1で常にモルダーを陰で支えてきた謎の助言者、ディープ・スロート。
彼もまた、巨大な悪の歯車に飲み込まれていく。音もなく忍び寄る陰謀の罠。
翻弄されるモルダーとスカリー。
唯一の助言者を失った2人に未来はあるのか。

ディープ・スロート亡きあと現れた男、ミスターX。
どこからともなく現れるクールなキャラクターは、まさに謎の人物。

～真実を煙に巻く男～

そして、「X-ファイル」最大の悪役といえばこの男。
ひっきりなしにタバコを吹かすという特徴から、通称「シガレット・スモーキング・マン」と呼ばれている。
常にモルダーの先手を打ち、妨害。
真実の追求を煙に巻く厄介な男。
彼の裏には、どんな強大な権力が潜んでいるのか。

～頼りになる上司～

FBI副長官、スキナー。
X-ファイル存続のため、影ながらモルダーとスカリーをサポートする、頼りがいのある上司だ。

「X-ファイル」の魅力をあらゆる角度から捉え、ランキング形式でご紹介してきましたが、こう見てみるとほんとに様々な要素が詰まったドラマだということが分かりますね。
さあ続いては、「X-ファイル」を支える、超一流のスタッフに注目です。

異彩を放つ人気ドラマ「X-ファイル」。
成功の裏には、スタッフたちの努力が。

1度聴いたら忘れることのできない個性的なこの音楽を担当した、作曲家マーク・スノーにインタビューを試みた。

マーク・スノー「テーマ曲を作るにあたっては、クリス・カーターから色々注文された。彼のイメージしていたサウンドをご紹介しよう。彼のお気に入りは、パーカッション。弾き方によって印象が様々に変わるからね。まずは、そっと・・・。次に、強めに弾くと・・・」（ピンチの時によく聞くサウンド）

マーク「それから、この重厚なストリングス。でも、結果的にはどれも今ひとつ。いかにも、といった感じで、ぐっと来るものがなくてね。行きづまっていた時に、ふと口笛を使ってみようと思いついた。それが大当たりしたというわけさ」

最高のストーリーに最高の音楽。
この奇跡的なコンビネーションが、ドラマの大ヒットにつながっていたのだ。

「X-ファイル」にとって、SFXは欠かせない技術と言える。

存在しないものをリアルに作り出す最新のSFX映像は、その名も「エリア51」という会社で作られていた。

グレン・キャンプベル「【X-ファイル】はSFX抜きには語れない。見えないところでもクリス・カーターのこだわりを反映し、SFXが駆使されているんだ」

実はこのシーンのハチは、CGを駆使したSFXを使って、後から映像に加えられたものなのだ。

スコット・ウィーラー「飛んでいる蜂の正体はこれです。本物そっくりの蜂を作ったところ、飛ばしてみたらちっとも蜂らしく見えなかったんです。このキャンディ型で試したら大成功でした」

このSFX技術の高さが「X-ファイル」のクオリティの高さにつながっていたのだ。

モルダーの強い味方、ローン・ガンメンのフロハイク役を演じるこの男性。

実は彼の本業は役者ではなく、アシスタント・ディレクターなのだ。
役者とスタッフという2足のわらじを履く彼に話を聞いてみた。

「僕らの場面は速攻だよ。撮影はたいてい金曜日の夜で、みんな早く仕事から解放されたいから、いつも一発OKなんだ。カット！OK！はい、撤収！」

こうした一流のスタッフの手によって作られた「X-ファイル」。
大ブレイクの裏には、確かな技術と努力があったのだ。

これまで制作されたエピソード数、実に100話以上。
よくぞこれだけ斬新なアイデアが続くなって、ホントに感心してしまいますよね。
現在、本国アメリカではテレビシリーズの「6」が放送されています。
シリーズ開始から6年目に突入した「X-ファイル」。
来年は1999年と、まさに世紀末。
一体何が起こるんでしょうか。
ますます「X-ファイル」熱が沸騰しそうですね。

そこで今夜は特別に、最新シリーズ「6」からハイライトシーンをお見せしちゃいましょう。どうぞ。

（シーズン6ハイライト）

こちらは最新シリーズ「6」の撮影風景。
新たな機材や手法を導入し、意欲的な作業が連日続いている。

クリス「LAに拠点を移したので、新しい趣向にも期待してほしい」

さらに磨きのかかった「X-ファイル」。
ストーリーについて、ジリアン本人が語ってくれた。

ジリアン「乗船すると同時に、モルダーは1939年にタイムスリップするの。その船にはおなじみの面々が、別の人物として乗っているのよ」

とにかく魅力たっぷりの「X-ファイル」が、近々お茶の間で楽しめるんです。
シーズン4最大の謎をはらんだ超大作「MAX」が、いよいよ12月6日、日曜洋画劇場に登場します。
不可解な飛行機事故に隠されたUFOの謎、政府の陰謀、そしてモルダーとスカリーの運命やいかに。

いよいよ「X-ファイル」シーズン4最大の事件「MAX」が日曜洋画劇場に登場。
UFOに関する重要な手がかりを手にしたUFOマニアのマックス。
その証拠を何とかモルダーに届けようと乗り込んだ飛行機が謎の墜落事故。
事故は偶然か、それとも・・・。

マックスの残したメッセージを求め、翻弄されるモルダーとスカリー。
そして事件はさらに謎を深めていく。

UFOとの接近遭遇に命をかける男、マックス。
彼が掴んだ手がかりとは何だったのか。
そこにまつわる政府の陰謀とは？

映画「X-ファイル・ザ・ムービー」の監督、ロブ・ボウマンが手掛けた傑作「MAX」。
深まる謎と驚愕の新事実が、モルダーとスカリーに襲いかかる。
ついにエイリアンの存在を明らかにできるのか。
マックスが手にした動かぬ証拠とは。

飛行機墜落事故とUFOを結びつける、恐るべき事実が、空白の9分間を明らかにする。
「X-ファイル MAX」、12月6日、日曜洋画劇場に登場。

X-ファイルの魅力、いかがでしたでしょうか。
ついにテレビ初登場となる「MAX」では、UFOに関する謎、そして陰謀がますます深まっていきそうです。
モルダーとスカリーの執拗なまでの謎の追求、そしてそれを阻む影の力、そして魅力的な登場人物マックスの危機。
いったいどうなってしまうんでしょうか。
それは見てのお楽しみです。

まだ「X-ファイル」の魅力知らない方、ぜひこれを機に「X-ファイル」ワールドにどっぷり浸かってみてはいかがでしょうか。

それでは、「X-ファイル」でまたお会いしましょう。

ジリアン「こんなに大勢の【X-ファイル】ファンが駆けつけてくれて嬉しいわ」

ミッチ・ビレッジ「想像力をもって飛び込めば、誰もが【X-ファイル】の一員になれる」

ロブ「政府の国民に隠していることを白日のもとにさらす。それが【X-ファイル】の使命」

クリス「ファンだけのために作ったのではないんだ。ファンにとっても見応えあって、他の人も楽しめるよ」

デイビッド「【X-ファイル】に馴染みのない人こそ楽しめるんだ。人物や話の描き方の巧さに度肝を抜かれるよ」

END

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