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E! X-ファイル:真実を求めて

映画版第2弾「X-ファイル:真実を求めて」公開時に、CSで放送された特別番組「E!」を紹介しています。
メイキングというわけではなく、ほぼ出演者へのインタビューだけで構成されています。
映画版第1弾の時のようなアクションシーンや特撮などがほとんど無いためか、みんな似たようなコメントばかりでちょっとつまんないカモです。

E!
X-ファイル:真実を求めて
クリス・カーター「ファンだけでなく、初めての人も楽しめる、そういう作品を目指した。だから物語はTVシリーズから独立してる」
フランク・スポトニッツ「今回の作品は、カーター監督や僕が心底怖いと思うことを描いてる。【X-ファイル】にぴったりの内容さ」
ビリー・コノリー「神父の役柄について、誰にも話すなと言われた。話を聞いて、すぐに惹きつけられたよ。これは面白い、家族を怖がらせてやろう、とね」
デイビッド・ドゥカブニー「普通なら、もう様々な感想を聞いてる頃だけど、今回は無理そうだ」
ジリアン・アンダーソン「すべてが【極秘】だものね」
デイビッド「永遠に日の目を見ない作品かと思ってたよ」
クリス「詳細をうまく隠すことができた。観客は復活した2人を見にくるはずだ」
ジリアン「今回の祖作品にたいする要望は強かった。みんなの期待に応えるために、カーター監督たちは努力を惜しまなかったわ」
クリス「TVシリーズを見ていなくても楽しめる作品になっている点は大きいと思う。すぐに理解し、入り込めるストーリーだ。でも、長年のファンにも満足してもらえる。彼らの要望で実現した映画だからね」
フランク「作品の内容を事前に知ろうとして、皆があれこれ試みることは予想できた。でも、これはクリスマスの贈り物と同じなんだ。中身を知りたいけど、本当は開けたくないだろ? 楽しみが減るからね」
クリス「観客を驚かせるために、断固として秘密を守ろうと決めていた」
フランク「【X-ファイル】のウリはとにかく怖いことだ」
クリス「劇場で怖がらせるにはコツが要る」
ジリアン「みんな恐ろしくて座席から飛び上がるはずよ。本当に怖い話なの」
クリス「きっと震え上がるよ」
デイビッド「TVシリーズの魅力は、複数の要素があった点だ。ホラー、ミステリー、コメディの要素もある。柔軟性というか、それらを含む懐の深さがあった」
フランク「この作品も、TVシリーズの伝統に従っている。典型的なホラー映画のような内容じゃないんだ。見たらきっと驚くはずだ」
クリス「【X-ファイル】特有のスマートな知性があり、登場人物は真剣で魅力的。そして物語はとにかく恐ろしい。モルダーとスカリーのロマンスも健在だよ」
デイビッド「【X-ファイル】の基本だね。2人のコンビは欠かせない」
アマンダ・ピート「FBI捜査官の役よ。彼女は、捜査に霊能者(サイキック)を使うの。その信頼性を判断するためにモルダーに協力を求める」
デイビッド「現実と同じ年月が経過してるんだ」
クリス「今までにやったことのない試みをしてみた。この6年間、2人がどう過ごしてきたのかを色々と想像してみたんだ。この作品で描かれているよ」
クリス「モルダーとスカリーの関係は、異性同士としてある意味、理想的だ。知的であり情熱的、考えの相違も認め合う。一種のロマンスと言えるかな」
デイビッド「何かが起こるとまでは言えないが、2人は互いの必要性を確かめ合うんだ。異常な事件の間にね」
アマンダ「家族の中に客として入った感じよ。とても楽しかったわ。世界がしっかりと確立されている作品だもの。自分がその世界の一部になるのは面白かった。とってもね。誰もが知っている人気シリーズだもの」
クリス「TVシリーズが終わって残念だったのは、私の考えを示せないことだった。モルダーとスカリーはいわば私の代弁者なんだ。信仰、科学、信念、世界の仕組みに関する考えを代弁してくれている」
クリス「2人のセリフは自然に頭に浮かんでくる。スカリーは私の【猜疑(さいぎ)心】、モルダーは私の【信じる気持ち】の具現だ。今回は、モルダー寄りの立場をとった。彼は信念に基づいて行動するんだ」
クリス「常にバランスを保ってきたつもりだったが、今回だけはモルダーへの肩入れが強くなってる」
デイビッド「スカリーは科学的な見方を象徴する存在、モルダーは一貫して直感を信じる。真実を知るのは勘客だ」
ジリアン「スカリーは称賛に値する、すばらしい人だと思う。強くて、意志が固く、とても頭がいい。そして正しい道を貫きたいと心から思ってる」
デイビッド「超常現象を舞台に、スカリーの考え、モルダーの考え、そして真実。その3つが常にぶつかり合っている」
ジリアン「彼女はいつも真剣。気楽さが足りないわ」
フランク「実は一番の見どころは未解決事件の部分じゃなく、【6年後のモルダーとスカリー】にあるかもしれない」
デイビッド「2人の関係は、深まっていくと同時により複雑になっていく。この作品は、恐ろしい事件が展開していく一方で、2人の関係も同時進行してる。そういう所でユニークな作品だと思う。こんな作品、他にはないはずだ」
ジリアン「デイビッドとは、息がぴったり合うの。不思議なほどにね」
デイビッド「今までは実に【慎み深い】関係だった。昔の映画でよく見られるパターンだね」
クリス「デイビッドは、新たな映画をずっと作りたがっていた。彼の熱意のおかげで一線を越えられた。【一線を越える】という表現は変かな・・・。彼がいたからこの映画を作る決意を固めたんだ」
アマンダ「デイビッドは最高。彼がいてくれたから、過酷な撮影にも耐えられた」
ビリー「頭のいい役者だ。共演は楽しかったよ。見つめ合う場面があってね。長い間見つめ合うのは本当に難しい。吹き出しそうになる。気持ちのいい男だね」
アマンダ「すばらしい役者で笑いのセンスも抜群。共演で来て本当に楽しかったわ。押しかけてでもまた共演したい」
デイビッド「モルダーという役に簡単に戻れると思っていた。でも、撮影初日に気づいたよ。まるで準備不足だったとね。もちろん、2~3日したら勘が戻ってきた。長年演じたから、身に染みついてるんだね」
ジリアン「スカリーとはかけ離れた役ばかりこの6年演じてきたの。だから、役に戻ろうとしても、頭がうまく働かなかった」
ジリアン「撮影の最初の何日かはキツかったわね」
クリス「2人は苦労したと言うが、そんな風には見えなかった」
デイビッド「TVシリーズの時と同じように演じるためには、とにかく2人で一緒に思い出すしかなかった。ジリアンとの最初の共演シーンでピンと来たんだ。【思い出した】ってね」
クリス「2人は長年、役を演じただけあって、お手のものだったよ」
アマンダ「【伝説】となっている作品にゲストとして出演し、モルダーとスカリーに会うのは奇妙な感じだった」
アマンダ「あの有名なカップルと共演し、目の当たりにするのは不思議な感覚よ」
ビリー「2人の息の合った演技を邪魔しないかとヒヤヒヤしていたんだ。2人のやり方を分からず、しゃべりすぎたり浮いたりしないかとね。でも心配は無用だった」
ジリアン「TVシリーズと同じような主人公2人のやりとりが再現されてると思うわ。デイビッドと演じる時は、息がぴったり合うの。不思議なほどにね」
デイビッド「ジリアンとは久々の再会だった。TVシリーズ終了後、約5年ぶりだ。彼女に会えて嬉しかったよ。それに演技を始めると、不思議なことにモルダーとスカリーが自然に戻ってきたんだ。確固たる何かがあることに、すごく安心した」
フランク「仲間と再び集まり、作品を作ることができた。【X-ファイル】シリーズの成功に貢献した仲間たちだ。2人がモルダーとスカリーに戻るのを見て感無量だった」
デイビッド「誠実なファンの存在は本当にありがたいと思うよ、これは彼らも含め皆で作り上げた映画だ。最初のシリーズから15年もたつのに、今でも関心を寄せてくれてるなんてね。本当に光栄だよ」
ジリアン「TVシリーズや劇場版に対する人々の反応は、いつも私たちの期待を超えていたわ。さらなる続編の要望も出るかも」
クリス「【真実を求めて】(I want to believe)というタイトルは、今回の物語を象徴してる」
フランク「監督のクリス・カーターはシリーズの生みの親だ。強烈な知性と旺盛な意欲を持ち、作品を誰よりも理解している」
デイビッド「いい作品を作ることでしか真の満足は得られない。今回は大成功だよ」
アマンダ「シリーズを生み出した人たちと仕事ができて本当によかった。彼らはこの作品を心から愛していて、明確なビジョンを持っていた。安心して演じられたわ」
アルヴィン”イグジビット”ジョイナー「クリス・カーター監督に会えて感激した。作品のクレジットで名前を見るだけだった存在だ。作品に出演し、意見を交換できるなんて最高さ」
ビリー「優秀な監督だ。役者の好きなように演じさせて、後から調整するんだ。最初から明示されるよりずっといい」
ジリアン「クリス・カーター監督のすばらしい点は、いつも落ち着いていること。何があっても冷静なの。どんなに現場が混乱していてもね。一歩離れたところにいて、冷静に目を配っているの」
フランク「劇場に行って、とにかくびっくりしてほしい。この映画を楽しむ一番の方法だ」
クリス「久々の【X-ファイル】を満喫してほしいね。私たちは全力を出し切った。満足してもらえる作品になってると思う」
END
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